
ちょうど、下の子のダンス教室の帰り道。 北大路通の交差点で信号待ちしてたら、 外国人観光客のカップルがスマホを見ながら「Yakiniku... this way?」って話してて。 その姿を見て、思い出したんです。
あ、あのときの「焼肉つつい」の試み、今やったらもっと意味あるんちゃうかなって。
MEOって、観光にも効くんやなって思った瞬間
「焼肉つつい」は、京都の御所東でやってた熟成肉の焼肉店なんですけど、 営業の後半、Googleビジネスプロフィール(GBP)をちゃんと整えてみようと思い立って。 それまでやってなかったわけやないけど、どこか「やってる風」で止まってたんですね。
で、改めてやったことは3つ。
- 多言語対応する。 → プロフィール文に英語と簡体字中国語の文も入れて、「International guests welcome」「欢迎海外游客」みたいな文を追加。
- プロフィールの文言を見直す。 →「京都」「出町柳」「熟成焼肉」「Yakiniku Kyoto」「和牛」「Japanese BBQ」みたいな、検索されそうなキーワードを自然に入れる。
- 観光地との接点を投稿にする。 → 鴨川デルタ、下鴨神社、京都大学、百万遍の手づくり市、京都御所。 お店から1.5km圏内の名所を紹介する投稿を、週1ペースでアップ。
結果、Googleマップ経由の当日予約(特にインバウンド)が目に見えて増えました。
京都で店舗やってるなら、「観光×MEO」は相性いいと思う
京都って、地元の人からすると「いつでも行ける場所」が多いんですよね。 私もそうやったけど、近くに住んでると、わざわざ平安神宮行かへん(笑) でも、観光で来てる人にとっては“今だけの京都”なんですよね。
たとえば「下鴨神社に行ったあとに、京都らしい焼肉を食べたい」って人。 Googleマップで「Kyoto yakiniku near Shimogamo shrine」って調べたときに、 ちゃんとその人の目に届く場所に、自分のお店の情報が出てるか?
ここ、めっちゃ大事やと思ってて。
観光地の名前、ランドマーク、駅名、ホテル名。 それらを“検索される言葉”として先回りして拾うっていう発想。 投稿だけやなく、写真のキャプションや説明文にも。
投稿で「地域とのつながり」を魅せる
私がやってたのは、たとえばこんな投稿です:
「京都御所からの帰りにおすすめ。静かな路地の焼肉店です」
「鴨川の散歩コースから徒歩15分、熟成和牛でひと息を」
「下鴨神社でご祈祷のあとに、ご家族で焼肉はいかがですか?」
これ、別に観光ブログでもガイドでもないんですけど、 「店のある風景」を、お客さんの行動導線と結びつけるようなイメージです。
もうひとつ言えば、京都における「ちょうどええ距離感」を投稿で表現するっていうのもポイントでした。 「徒歩15分」って言うとしんどそうに見えるけど、 「鴨川を眺めながらのんびり歩いて15分」って書くと、景色の一部に自分の店を置けるんですよね。
あと、たとえば「京大近くのランチ」で検索してる人って、 決して学生さんばっかりちゃうんです。 地方からオープンキャンパスで来てる親子や、出張で立ち寄ったビジネスマンもおる。
そういう人たちの“ついで”に寄ってもらえるように、 「この時間帯は静かです」とか、「ランチのご予約もどうぞ」って言葉を添えると、 ぐっと来店のハードルが下がる気がしてて。
MEOって、検索に載せる技術というより、“気配り”かも
正直な話、プロフィール文の工夫とか投稿の一文とかって、 「どれが効いたのか」は分かりません。
でも、全部を通して伝えたかったのは、 「この店、ちゃんと京都にあるんやな」っていう空気感やと思ってて。
地元に根差してること、 観光客を歓迎してること、 英語や中国語で気持ちを伝えようとしてること。
それが伝わるだけで、地図の中での“候補”にはなれるんちゃうかなと。
お店の中だけじゃなくて、マップ上でも“接客”ができるんやなぁって、 最近ようやく気づいた感覚です。
集客って、引っぱるより「にじませる」感じ
私が思うに、集客って、 「おいでおいで!」って引っ張るよりも、 「気づいたら、ここ気になってた」っていう“にじみ出し方”が大事な気がしてて。
で、MEOってまさにそのための場所なんちゃうかなって思ってます。 検索されるときに、ちゃんとそこにいて、 お店の空気を届けて、 相手のタイミングで選んでもらえるようにしておく。
それって、派手じゃないけど、めっちゃ実直な接客と一緒やなって。
そもそも、商売って「選んでもらえる準備」をし続ける営みやと思ってて。 その準備のひとつとして、MEOほど“手間の割にリターンがある施策”って他にないかもしれへん。
それこそ、ちょっとだけお金をかけたら、 店内を360度撮影したストリートビューを掲載できたりする。 これも、まさに「来る前の接客」やと思うんです。
私がよく言うんですけど、お店の入り口は“扉”じゃなくて“検索画面”なんですよね。 だからこそ、マップ上の存在感って、どんどん大きくなってきてる。
最後に:京都の店主さんへ
京都でお店をやってる人には、ぜひMEOを“観光の目線”で見てほしいなと思ってます。
近くのホテルに泊まってる人、お寺巡りをしてる人、 地元の本屋さんを歩いてる人、そのすぐ近くに、自分の店はあるわけで。
その「近くの誰か」にとって、見つけてもらえる場所におること。 それが、MEOの一番シンプルで、力のある使い方やと思っています。
もし、何から始めたらええか迷ってたら、 「まずは、いまのお店のプロフィール文、外国の人に読まれてるつもりで見直してみてください」
スマホの向こうに、いま京都を歩いてる誰かがいて、 その人が「ここ良さそうやな」って思うまでの“ほんの数秒”に、 自分のお店がどう映っているか——
そこに、ちょっとだけ意識を向けてみるだけで、 きっと何かが変わると思ってます。
肩の力は抜きつつ、手間は惜しまず。 「この街のこの場所に、こんな店がありますよ」って、 地図の上で、そっと名乗りを上げてみてください。
その積み重ねが、観光地・京都という場所に、 もうひとつの“あの時ここで食べた焼肉、うまかったな”という思い出を、 きっと残してくれるんちゃうかなって思っています。