Googleビジネスプロフィール 地域別攻略(京都) 店舗集客アイデア

京都で差がつくMEOエリア戦略——「わざわざ行く店」はどうつくる?

2025年5月6日

先週末、久しぶりに四条大橋を渡って鴨川沿いを歩いてまして。 朝9時前、観光客の姿もまばらで、川沿いのベンチには地元の人が新聞を読んでたり、ランニングの人がすれ違ったり。

その中でふと耳に飛び込んできたのが、外国人男性の「Let's go this way, Google says it's the best tempura in Kyoto.」という一言。 驚いたのは、自分の耳がすっとその英語を拾ったこと。

実は最近、家族全員で英語アプリを使い始めまして。上の息子が学校で使ってるのをきっかけに、じゃあみんなでやってみよかと。 嫁も意外と乗り気で、下の娘も「Today is sunny!」とか家の中でつぶやくようになってて。 そうやって日常の中でちょっとだけ英語に触れてるだけで、外国人観光客の会話が自然と耳に入ってきたんですよね。

道の向こう側では、地元のご婦人が立ち止まって、スマホ片手に「あの店、開いてるかなあ?」と小さくつぶやいていて。

観光客も、地元の人も。 どっちも“地図”の中で、自分の行きたい店を探して、確かめて、今いる場所からどこに向かうかを決めてる。

その姿が、まさにMEO(マップ検索)で戦ってる私たちのお店の“現場”なんやと思えてきて。

京都という街で、どうやって「行ってみたい」と思わせるのか。 この街では「偶然」より「予定」が店の存在理由を決める——そんな気づきを、今日はちょっと深掘りしてみようと思います。

その検索、“どこで”されてるか、意識してますか?

MEO(Map Engine Optimization)。 地図上で目立つ工夫、と訳すとなんか簡単そうに聞こえるけど、実際はめっちゃ奥が深い。

京都って、観光都市やけど、エリアごとに「人の目的」がぜんぜん違うんですよね。 それを理解せずに一律で投稿してたら、「ぜんぜん効果でえへんやん」ってなる。

たとえば、京都駅前で「焼肉」と検索する人と、出町柳で「ランチ」と検索する人では、店の選び方がまるで違う。 その背景にある「エリアと目的の関係」を、今回は少し掘ってみたいなと思ってます。

京都のエリアと「検索の意図」

■ 駅前(京都駅・河原町・烏丸)=“見つけて入る”

たとえば京都駅前。 MEOで上位表示されている店の多くは「その場で見つけてすぐ入れる」ような分かりやすさとキャッチーな写真がある。

これは「駅前で調べて、良さそうやから入る」という流れにぴったり合ってる。 写真、営業時間、レビューの即時性がめちゃ大事。

■ 地域型(出町柳・北白川・北山)=“わざわざ行く”

一方、私が焼肉つついをやっていた出町柳。 ここは、明らかに「調べてから行く場所」。 目的地としての力が必要になる。

「ここに行きたいから、今日はこのエリアに行こう」 そんなふうに、店がその日の“軸”になるような立ち位置を持てるかどうか。 それには、店舗プロフィールの魅力や「ここにしかない理由」が大切になる。

MEOの投稿、場所で中身を変えるという発想

■ 駅前エリアの投稿で意識すべきこと

  1. 今日の混雑状況(「今すぐOK」アピール)
  2. 写真は直感重視で「パッと見て旨そう」
  3. 地図の中で「近い・早い・旨い」を伝える

■ わざわざ来てもらう店の投稿で必要なこと

  1. 料理や空間の“背景”を伝える
  2. 「このために行きたい」と思える物語性
  3. 地域とのつながり(地元野菜、文化、イベント)を絡める

地元と観光客、どっちに向けて発信する?

出町柳で営業してたころ、面白いことがあって。 地元の常連さんが「この間の投稿見たで、あの写真ええな」と言ってくれた数日後に、 外国人のカップルが「Google mapで見て来ました」と予約してくれた。

同じ投稿が、まったく違う文脈で刺さってるんですよね。

だから結論から言えば、

両方に届く表現を意識すること

難しいようで、ポイントを押さえれば意外とできる。

「行く理由」を設計する——MEOは“動線デザイン”

店の存在が「わざわざ行く」理由になるには、 そこに“行く価値”があることを、あらかじめ伝えておく必要がある。

それは、Googleマップの投稿でも十分できる。

「〇〇神社から徒歩10分」

「朝観光のあとにちょうどいいランチ」

「夜の散歩帰りに立ち寄れる、静かな一軒」

こうした“人の行動”とセットでお店を語ることが、 「今この瞬間に調べている誰か」の背中をそっと押せるポイントになる。

わざわざ行く価値って、何で決まる?

焼肉つついでは、こんな工夫をしてました:

  1. 出町柳にしかない希少部位の焼肉
  2. ひと切れから注文できる柔軟な提供
  3. JAZZが流れる静かな空間設計
  4. 地元農家とつながった季節野菜の提供

観光客が「Googleで見て、わざわざ来ました」と言ってくれたとき、 それが「場所じゃなく、“目的地”としての選ばれ方」やなと、しみじみ感じたことを覚えてます。

地元民に届くには「日常」を投稿する

観光客に刺さる投稿と、地元の人に届く投稿って、微妙に違う。

地元民が求めてるのは、特別感というより「安心感」

「今日のお昼にちょうどええ」

「夜でも入りやすい」

「あの店、変わらず続いてるな」

MEO投稿に、季節感や日常感をにじませるだけで、 「あ、今日寄ってみよか」のきっかけになることもある。

京都で話題になった“あの店”から学べること

2024年、北野白梅町の喫茶店が、 Googleマップの投稿だけで話題になって、 ついにテレビ取材が来たという出来事がありました。

「京都府で人気のケーキ」ランキングTOP10! 1位は「Cake & Cookie Lindenbaum リンデンバウム」【2024年8月版/Googleクチコミ】(1/5) | 京都府 ねとらぼリサーチ : https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/2875326/

それも、「店の魅力を丁寧に説明してるだけ」なんですよね。 でもそれが、読み手には「誠実な姿勢」として伝わった。

店の魅力を“ドラマチックに盛る”必要はなくて、 “ここでやってる理由”を丁寧に出すことが、最大の価値になる

【まとめ】エリアは“背景”、店は“主語”で語ろう

結局、「エリアが先か、店が先か」じゃなくて、 「店が、そのエリアの何になってるか」なんやと思ってます。

駅前で、通勤の途中に寄れる「便利な1軒」になることも、 静かな住宅街で、週末の目的になる「ちょっと特別な1軒」になることもできる。

それは、投稿やプロフィールの中で、 “誰にどう映りたいか”を決めて、丁寧に描いていくことで、 自然とお客さんに伝わるんちゃうかなと。

最後にもう一度。

MEOって、検索エンジンの話じゃなくて、 “お店がその町のどこに存在しているか”を伝えるための、小さな灯やと思ってます。

誰かのスマホの中で、「今日は、ここに行ってみようかな」と思ってもらえるような、 そんなお店の在り方を、一緒に考えていけたらええなと。

そんなふうに思っています。

-Googleビジネスプロフィール, 地域別攻略(京都), 店舗集客アイデア
-,